華やかなデザインに秘められた日本の伝統˳୭☆❃˚• 〜お着物の柄 アレコレ〜【其ノ三】

 
 
北海道旭川にある写真スタジオ、三景スタジオ旭川本店です。

無事に旭川市二十歳の集いも開催され、次は令和６年式のお嬢様方の振袖準備の時期ですね♡°◌̊

 
毎年この時期になると成人式の準備で

お着物に囲まれてお仕事しているフォトアドバイザーK ʕ•ᴥ•ʔ です♪ *.

 
前回、前々回に引き続き　そんなお嬢様・お母様が抱く疑問！

「お着物の柄」

について書かせていただきたいと思います◎˖ﾟ

 
 
前回の記事では

振袖にあしらわれる柄の特徴や意味

について書かせていただきました！

あわせてご覧になってください♬

 
振袖関連のお着物の記事はコチラもcheck！☝︎

▶︎▷▶︎華麗なる花嫁衣装˳୭☆❃˚•〜花嫁和装の イ・ロ・ハ〜【其の三 大振袖】

 
 
日本に古来より伝わる伝統の衣装である和装。

 
初宮

百日

七五三に、

ハーフ成人式

十三詣り。

加えて

入園・卒園・入学・卒業 …etc

 
と、

節目節目ごとにお着物を着る機会はあっても

“着物ってどうしてこんな柄なのか？”

“縁起が良いって言われたけど何がどうしてこの柄がイイの？”

“今のシンプルな時代に何故こんなに柄々した着物を推しているの？？？“

等々…

昨今様々なファッションが流通している日本で

『お着物の柄の由来』

は詳しく周知されてはいないかと思います。

 
「このお着物の柄が縁起が良いとされているけど一体何が縁起が良いの？」

「吉祥柄が良いって聞くけど　そもそも“吉祥柄“って一体何？」

「着物の柄に季節のお花が描かれているけど時期外れだけど着て良いの？」

など

そんな疑問を解決させていただければと思います！！

 
 

振袖の中に込められた様々な願いや想い！〜花柄編〜

 
振袖は未婚女性の第一礼装となり、

あしらわれる柄は長寿、繁栄、平和、無限など意味合いを成す縁起の良いモチーフが用いられます。

 
そんな振袖の柄は大きく３種類に分けることを前々回の記事でご説明いたしました☆*。

また、

振袖の柄の中で日本に古くからある伝統的な２つの文様について

柄の特徴や柄のもつ意味を前回の記事ではご紹介いたしました ♪ *.

 
第３回目となる今回からは、

成人振袖に用いられる代表的な柄をご紹介してゆきたいと思います！！

 
 

● 花柄編 ●

 
振袖にはそれぞれに色々な図柄が描かれ、意味を持っています。

今日は着物にとくによく描かれる花柄について、

それぞれどんな意味を持っているのか代表の柄をご紹介！！

 

「桜」

国花である桜は、草木が芽吹く春を連想させるので、豊かさを意味すると言われます。

日本を象徴する花であるため、その柄を取り入れている振袖が多く、大変人気のある柄です。

日本人が愛好する文様なので、単に季節を象徴するものではなく

“花の文様”として季節にこだわらず身に付けることのできる着物の柄です。

春にはたくさんの花が芽吹くため、春の花の象徴でもある桜は

縁起の良いことの始まりを意味するとされています。

 
 

「梅」

前回の記事内の吉祥文様の代表の一つ「松竹梅」でもご紹介致しましたが、

梅は寒い中でも華を咲かせることから「女性の強さ」を表しています。

その昔日本では「花といえば梅」というほど、梅は古くから愛されてきたお花です。

その愛らしい花の姿、独特の幹や枝ぶり、寒中に漂う芳香から、

その清らかな印象や品格がそのまま人柄を表す文様として定着しました。

冬の寒さの中でいち早く美しい花を咲かせることから、忍耐や清廉潔白を表すとされ、

光琳梅やねじ梅、槍梅など様々な描き方で用いられています。

 
 

「椿」

春の木と「椿」と読むこの漢字は日本で作られたそうです。

椿は冬に葉を落とさないため霊力を持つ木として古来から神事に欠かせない木で、

最高の吉祥木として、平安時代の貴族の間で「高貴な花」「聖なる花」として扱われていました。

着物によく描かれる“草花文”の一つで、

花弁が少なくシンプルで清楚な椿のデザインは非常にたくさん描かれている人気の柄です。

椿の意味は「輝ける未来」「木」と「春」という字からもわかるように、

春を告げる木の椿は、明るい未来を象徴しています。

振袖にとってもふさわしい模様の一つです。

 
 

「牡丹」

中国原産の牡丹は、花の豪華なことから「百花の王」とされ、富貴の象徴、また不老長寿の花としても愛されています。

小さなつぼみから大輪の花を咲かせることから、牡丹の花は、豪華絢爛、幸福、富貴を表します。

また「立てば芍薬、座れば牡丹」と言われるように美人の花としても親しまれています。

 
 

「菊」

菊の花も振袖の柄ではよく目にする代表的な柄です。

日本では皇室の御紋にも使われているとても高貴な花です。

平安時代には厄除けにも用いられていたとされ、邪気を払う縁起の良い花として古くから愛されています。

 
 
 

「薔薇」

前々回の振袖の柄でご紹介した“モダン柄”の中で特に人気が高い薔薇の花柄。

実は色によって柄の持つ意味が異なるって知ってましたか？

赤・・・「愛」「情熱」

ピンク・・・「上品」「淑やか」
白・・・「清純」「尊敬」

黄・・・「可憐」「友情」
青・・・「奇跡」「夢が叶う」
などなど！
意味を知ると振袖選びが楽しくなりますよね ♪ *.

 
 
 
 
 
 
 
いかがでしたか？

本日は振袖の中でも人気の『花柄』について

代表的なお花とその柄のもつ意味や願いをあわせてご紹介いたしました ♪ *.

次回も『柄』の持つ意味や込められたについてご紹介したいと思いますのでお楽しみに！！